ミーさんのおはなし 第2話 流し撮りな休日
夏の商戦もひと段落、夕涼みしながら秋を迎える今日この頃。
某電器屋でカメラを売っているミーさんです。
カメラ売り場にはお歳を召したお客様が多く、
Dの発音を「でー」と言ったり、横掛けのカメラバックを「襷(たすき)がけ」
リュックを「背負子(しょいこ)」と言う具合です。
「このカメラのバッテリーの充電池をちょうだい。」とかね。
(こういう方が多いので充電器のいい間違いなのか、
本当にバッテリーが欲しいのか、よく話を聞かないと誤販売になるんです。)
もっと歯痒いのは、
デジカメに使うメディアをフイルムと同じ感覚で使っている方。
大丈夫ですよ、データを消去してまた何度でも撮れますよ!
全部撮りきらなくてもお店でプリントできますよ!
明るいところに出しても大丈夫ですよ!!
DVDとかCD-Rに焼くとか、写真にプリントするとかすれば大丈夫ですよー!!
本当にこういったご案内が多いんです。
カメラなんて思い出を残せればいいのだから、
メカニズム自体に興味がない人が殆ど。それが一般的だと思います。
若いお客様でもこういった思い込みが多いんです。
詳しく知っている店員とまったく知らないお客様との知識、情報の
ギャップをいかに近づけていくか、その力量が問われる我々販売員!
頑張れミーさん☆
そしてお客様に未だに言われる「お嬢ちゃん、アルバイトかい?」
で・す・か・ら、社員ですってば!
こんな面白い事ばっかりのカメラ売り場。
たまに怒られたりする事もあるけどね。
仕事をしている中で一番嬉しいのは、旅行なんかで撮ってきた写真を
また店に見せにきてくれるお客様が来たとき。
カメラを売って終わりじゃないってところがいい!この仕事。
販売職なので休日はもちろん平日なわけです。
そして社会人はまとまったお金なんかを持っているので、
遊び方もちょっとリッチに。
休みの日は専ら写真を撮りに行くか、最近は日帰り温泉にはまってます。
次の日が休みと思うとテンションがあがり、その夜から車を飛ばして
友達、同僚や先輩と小旅行へ行くわけです!
美味しいものを食べ、いい湯につかって疲れを癒す!最高の休日です。
休みの日も遊びに出かけ、正直体は休めてないでしょうが・・・(爆)
でも若さでカバー!!
この前は江ノ島の水族館へ回遊魚の流し撮り※を
しに一眼カメラ持って出かけました。
(流し撮りとか言ってる時点で目的が違うよね。)
同僚と二人、端からみたら正直気持ち悪い二人だったでしょう。
カップルでいっぱいの水族館でカメラを持った男女があーでもない、
こーでもないとブツブツ言いながら水槽の前で写真を撮っているわけです。
しかも魚を見て
「んー。この水槽いい明るさだなあ。どのくらいの感度でいけるかなぁ。」
回りのカップルはドン引きです。
こんなミーさん(24歳)独身です☆まだまだ写真への情熱は醒めないです。
※動く被写体をとる技法。被写体を一方方向に追いかけながらシャッターを
切る。被写体はきちんと写るが背景が流れぼけて写る。
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