大学生と社会人の「往復書簡」(2007年度版)
「往復書簡」セカンドシーズン!大学生真央さんと社会人豊崎さんのやりとりです。

大学生真央さんの送信です

To:豊崎さん


豊崎さん、こんにちは。
厳しい寒さもようやく収まり、新しい季節がやってきました。

私も3年生になり、気になるのはやはり就活のことです。
私は2年間、あるファーストフード店でアルバイトをしていました。
そこで学んだことはたくさんあります。
接客の楽しさ、難しさ、他のメンバーと協力すること、上司、
後輩との付き合い方、などなど。
その中でも、一番強く感じたことがあります。

それは「自分がそのお店に必要とされること」です。

私は、同じファーストフード店で、環境が変わり、
2店舗で働きました。最初は新しくオープンする店舗でした。
みんな一からのスタートです。
他の人よりもお店に入る時間がかなり多かったので、私は数ヶ月で、
人よりも仕事のできるメンバーになったと思います。
上司からも頼りにされ、他のメンバーに教えたり、
重要な役割をすることも多くなりました。
お店や上司から必要とされるってこんなに嬉しいことなんだな〜と
実感しました。

次に、一人暮らしを始め、勤務地が変わり、
違う店舗で働くようになりました。
この店舗は歴史があるので、仕事のできる人はたくさんいて、
私は教えられる側になりました。
新しい職場や人間関係は最初のうちこそ新鮮でしたが、
このお店では、
私じゃなくても代わりはいっぱいいるんだという感覚を覚えました。
新人に教えたり、重要な役割を果たすポジションは、
メンバーの誰かが埋めていきます。
特別、「私」ではなくてもよかったのです。

■モチベーションのありか


私が2店舗で感じた違いというのは、
お店の中での能力の問題かもしれません。
私が新しい店舗でもっと努力して、仕事ができるようになれば、
誰でもいい仕事なんてことを思わなくなるのでしょうか。
今は、お客さんとのつながりの中で、
「私だからこの仕事をする理由がある」と
少しでも感じられる仕事をしたいと考えています。
ファーストフード店での接客では、
お客さんとのつながりは薄いです。
職場の人間だけでなく、
お客さんや取引先と密接に関わることができる仕事なら、
さらに「自分がやらなくては」という感じが生まれると思います。
それは、人に必要とされることであり、
やりがいにつながるのではないでしょうか。

何がやりがいなのかと感じるのかは、人それぞれだと思います。
ですが、アルバイトを通して、「自分が必要とされること」は、
私が仕事に対するモチベーションを保つために
必要なことだと発見できました。

そこで質問なんですが、

『豊崎さんの、仕事に対するモチベーションは何ですか?』

社会人豊崎さんからの返信です

To:真央さん


真央さん、こんにちは。今回の質問ですが、
『豊崎さんの、仕事に対するモチベーションは何ですか?』
とのこと。

これは、いきなり難しい質問ですね。
というのも、人によっていろいろだと思うんです。
やりがい、夢だったから、家族を守るため、趣味のため、貯金、など。
では、早速ですが、わたしはどうかというと。
正直、本当に何のために働くのか、と言われればもちろん、

『生活のため』

なんです。生きていくため、それが一番です。
明日を生きるために働いているんだと思います。

でも、こんな意見だと、ありきたりというか、
つまらないと言われてしまいそうなので、
もう1つ本音で言うと、

『褒めてもらいたいから』

ということなのです。では誰に?上司に、家族に…もあるんですが。
特には、自分に褒めてもらいたいからです。
就職活動も実は同じで、結局は自分との戦いだったりします。
己を知り、己に勝つために。
皆さんも味わったことがあるかと思います。自分に勝った!
自分がんばったなーっと思うとき。その瞬間、最高に嬉しいですよね。
自分のために、人って意外とがんばれるみたいです。
その最高に幸せな気持ちを味わいたいがために
毎日働いているんだと思います。

■新しい出会いが糧


あとは、私にとって『営業の仕事は本当に楽しい』ということ。

毎日いろいろな方のいろいろな意見に触れさせていただき、
いろいろな発見があります。時に奇跡も起こります。
こんな人がこんなことを言ってくれるなんて。とか。
そんな些細な嬉しい瞬間を1年に1度でもいいから迎えるために、
毎日試行錯誤しながら働いています。
以前、お客様にこんなことを言われたことがあります。

「君は愛されるのが上手な人だと思うから、
今度は、それにお返しができるようになるといいね」と。

まさか会って2週間の新規営業先のお客様に
こんなことを言っていただけるなんて。
逆に自分の弱さを痛感しながらも明日に向かう理由が生まれ、
またがんばれます。
その繰り返しです。
落ち込むこともそれはそれはたくさんありますが、
上司や周りの人の言葉に励まされ、恩返しするんだ、
とまたがんばります。その繰り返しなんです。
その壁を何度も越えていくとそれが成長となり、
その先の自分を楽しみに、私は毎日働いているのです。
自分が自分の未来を楽しみだ、
と思える自分でいたいと思っています。

こうして考えると、
周りの皆さんとの出会いと新しい自分との出会いこそが
私の仕事へのモチベーションなのかもしれません。
ちゃんと答えになっていたでしょうか?
私もそうですが、
このモチベーションと言うのはその時々によって変わってきます。
大事なのは、何があってもモチベーション、
やる気を自分の力であげていくこと、
自分の力で維持していくことだと思います。
タフな精神力を磨きたいものです。

といったところでお返しで、私から真央さんにお聞きしたいこと。
それは、

「学校生活を続ける上でのモチベーションって何ですか?」

です。あわせて、
そのためのいいストレス解消法なんかあったら教えてください。
これは就職活動中や社会人になってからも生きてきたり、
リフレッシュに使えると思うし。ちょっと教えてください。
楽しみにしてます☆

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大学生真央さんの送信です

【気軽に就活アドバイス】


このコーナーでは、人生の先輩である豊崎さんに、
就活についてのアドバイスを頂きたいと考えています。
今回の質問は、

『自分のやりたい職種はどうやって絞ったらよいのか?』です。
私自身は、
(1)さまざまなアルバイトを経験してみる。
(2)少しでも興味のあることにはどんどんチャレンジしてみる。
(3)じっさいにその仕事をしている人に話を聞いてみる。

といいかなと思います。今、実際に真央がやってみていることです。
ですが、それでも業種が定まらないので困っています。
豊崎さん、どうぞご回答を。

From:真央

社会人豊崎さんからの返信です

【気軽に就活アドバイス】


このコーナーでは、
就職活動で私が体験したことなどをもとにみなさんへ
ちょっぴりのアドバイスをしていきます。
今回の質問は、
『自分のやりたい職種はどうやって絞ったらよいのか?』ということ。
真央さんは、

(1)さまざまなアルバイトを経験してみる。
(2)少しでも興味のあることにはどんどんチャレンジしてみる。
(3)じっさいにその仕事をしている人に話を聞いてみる。

を現在実践しているようですね。(1)〜(3)とも、
いろいろなところでいろいろな視点からいろいろな仕事を観察する
と言う点ですごく有益だと思います。
ですが、そうすると、いろいろなもののいろいろな面が見えてきて、
逆に迷ってしまったり。
そんなときは、
就職における『自分の軸』

と言うものを少し意識し始めると良いかもしれません。
分かりやすく言うと、

『これがないと私の就職、絶対後悔する』

というものを探していく作業です。
例えば、生活の安定なのかやりがいなのか、
家族なのか恋人なのか仕事なのか、など。
自分が大事にしていきたいことを日々探していると良いかもしれません。
幸せな瞬間とか!
毎日の些細なことに意外なヒントが隠れていることもあります。
自分との対話を楽しんでくださいね!!!

From:豊崎

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